クリエイターズダイアリー みんなの時間の作り方 vol.3 chikaさん(主婦/営業事務)

「クリエイターズダイアリーで家族の予定を管理」

D-BROSのクリエイターズダイアリーを実際に使っていただいてる方々に日々のスケジュール管理について伺うインタビュー第3弾。

ふたりのお子さんの子育てと仕事に家事と一人3役をこなす、神奈川在住のchikaさん。

そんな忙しい日々の中でも自分の趣味や勉強を鋭意的にこなし、フォロワー9千人越えのインスタグラマーとしても活躍されるchikaさんに、自分の時間を生み出すための工夫をきいてみました。



きっかけは、読書がしたい。

ーー本日はchikaさんの手帳ライフをお伺いさせていただきます。よろしくお願いします。

「よろしくお願いします」

ーーインスタグラムのフォロワー数はもうすぐ1万人だとか。どんなものをアップされているのでしょうか?

「主に読んだ本や、手帳やノートに書いた内容、資格勉強の記録などです。自分のモチベーション維持のために、今日はこんなことをしたとか記録したりしています」

ーーいつ頃からはじめられたのでしょうか?

「インスタグラムは3年半くらい前ですかね。手帳やノートに色々書いたりするようになったのは5年くらい前からです」

ーー何がきっかけだったのでしょうか?

「上の子が生まれてから初めての育児で、ほんと毎日忙しくて。どんどん成長していく息子をみて、これは記録を残さないと忘れちゃうなと、育児日記を書き始めたことがきっかけでした。そうやって書いているうちにだんだん手帳の使い方とかにハマってきて、どうしたら自分の時間が持てるんだろうと考えるようにもなりました」

ーー子供がうまれると自分の時間を持つのが難しくなりますよね。

「そうなんです。もともと小説を読むのが好きだったのですが、子供が生まれた後は、読書の時間がまったくとれなくて、どうやったらいいのかなというところからですね」

 

手帳の役割を考える

ーースケジュールはどうやって管理しているんですか?

「最初の頃はほぼ日手帳だけでしたが、その後はバーチカル*の手帳に切り替えました。この時間にこれやって、子供がこのくらいにお昼寝するから、その間に本読めるなとか考えて、子供の生活サイクルや家事の時間などを管理して、いつ自分の時間がつくれるのかを組み立てたりしてましたね」

*時間軸と呼ばれる、縦に時間ごとの目盛りが用意されたフォーマット

ーーバーチカルタイプは使いやすいですか?

「使いやすいですね。やりたいことを書くだけだとスケジュールの計画ができないし、バーチカルだとこの時間内にこれだけは終わらせたいなど、時間配分を決めやすいです」

ーー使っているのはバーチカルタイプだけですか?

「自分の仕事とふたりの子供達とスケジュールや準備するものも違うし、加えて自分のやりたいことなどもいろいろもあるので、バーチカルだけだと時間の流れがわかりにくいので、最近は併用してやることリストを書き出す手帳をつくって使い分けてます」

ーーお子さんの成長とともにだんだん増えてきたんですね。

「そうですね。それぞれの手帳に役割をつけて管理していたらだんだん増えてきちゃいました。それをまとめたり、また増やしたりするのも楽しくて、いろいろ試しながら使ってます」

ーーもともと文房具がお好きなんですか?

「いえ、そうではなかったんです。むしろ今まで手帳を買っても使い切ったことがなくて。私一回ハマっちゃうと、すごい凝っちゃうんです」

 ▼凝り性だというChikaさんが今まで書きためた手帳やノートをみせていただきました。

 

右下:育児日記(ほぼ日手帳)
ノートライフのきっかけとなった育児日記。お子さんの様子や自分の気持ちを写真やイラストを交えて楽しく綴ってある。

左上:日記帳(モレスキンノート)
育児日記を毎日書くのが辛くなってきた後は、書きたい時に書くスタイルに変更。お子さんとの思い出や、自分の欲しい物リストなど、頭の中のことを書き留めていた。

 

ーーすごい!育児日記はすごい細かく書いてますね。読み返したくなりますね。

「懐かしくなりますよね。その時の気持ちを思い出して、怒ってばかりじゃなくて優しくしないとなぁと反省したり、自分の振り返りにもなっています」

ーーモレスキンのノートは何でも帳のような感じでしょうか。

「そうですね。日記とスケジュールと、勉強のこととか、色々書いてましたね」

旅行の記録帳(トラベラーズノート)
お子さんが幼稚園に通うようになってからは写真をとる頻度が減り、その代わり長期の休みや旅行の記録として記録を残すようになったそう。行動の記録や、利用した交通機関の情報などを残しておくことで、次の旅行計画に役立つことも。

 

ーーブログやアプリなど、最近はデジタルでも記録や思い出を残すことができるものが増えてきてますが、あえて紙に書いて残す理由はなんでしょうか?

「私自身デジタルが苦手というのもありますが、頭の中のモヤモヤしたものを書くことで解消してるんだと思います」

 

 

ヨコ軸には家族のスケジュール

ーー今使っているものはどんな手帳ですか?

「いまは「クリエイターズダイアリー」と「ほぼ日手帳」と「ほぼ日手帳weekly」の3冊です」

ーーどのように使い分けているんですか?

「クリエイターズダイアリーには、家族の予定と自分の仕事の予定など大まかなスケジュールを書いて、そのための1週間のTo Doをほぼ日weeklyに書き出しています。そして、ほぼ日手帳にはその日のTo Do子供が熱を出したりすると予定がかわってしまうこともあるので、その日のTo Doは当日の朝に書き出すようにしています」

 

スケジュールのために現在使用しているのはこの4冊

1、クリエイターズダイアリー(全体スケジュールの把握)
2、ほぼ日手帳weekly(1週間ごとのTo Do管理)
3、ほぼ日手帳(1日ごとのTo Do管理)
4、スタディプランナー(主に勉強のスケジュール管理に使用)

 

ーークリエイターズダイアリーの役目は全体スケジュールの把握というところでしょうか。ヨコ軸を家族ごとに割り振ってるんですね。

「はい。一番上はこどもたち、主人、自分の仕事です。こどもの習い事とか、送り迎えとか、どうしても自分一人でやりくりできない時は、母親や主人に協力してもらわないといけないので」

ーー全体の予定を見渡せると確かに便利ですね。タテ軸(バーチカル*1)にやることが書かれていなくても、下(ガンチャート*2)に書いてあれば、自然とタスクが見てわかるようになるということですね。

 

*1 : 時間軸と呼ばれる、縦に時間ごとの目盛りが用意されたフォーマット

*2 : プロジェクト管理や生産管理などで工程管理に用いられる表の一種。作業計画を視覚的に表現するために用いられる棒グラフのようなフォーマット

「そうですね。例えば、この日に習い事の予定があるから、そのために準備する持ち物はweeklyに書き出しておくとか。でも、weeklyだけだと、ここ(ガンチャート)がないので、複数のスケジュールが重なってきたときに流れがわからなくなっちゃうんですよね」

ーーなるほど。使い込めば使い込むほど1冊ではまとまらなくなるということですね。

「私の場合はそうなりますね。本当は1冊にまとめたいんですけど、どれか1冊だけだと成りたたなくて、どうしてもこうなってきてしまうんですよね。今はこの3冊で回してます」

ーー今は日記のようなものは付けてないんですか?

「そうなんです。今年の4月から働きはじめたので、最近は時間がなくて。それよりも日々をどう回すかの方が重要で。でも裏のメモは使ってます。すごく便利ですね」

ーー裏面はどんなことを書いてますか?

「持ち物リストとか、読みたい本とか、やりたいこと、片付けることなど、悩みそうなこと事前に全部書き出して考えるのに使ってます」

ーーでもその方がスムーズですよね。日々お忙しいのに、いつ書いてるんですか?

「子供がテレビみているときにささっと書いたり、あとは大体朝ですね。私、朝すごく早いんです」

ーー何時に起きてるんですか?

「朝4時半とか」

ーーえ!?それは早いですね。

「朝勉強してるんです。やる気が起きない時はこういう風にスケジュール書いたりしています」

ーー見習いたいです。

「でも、そのかわり夜は何もしていないです」

 

 

手帳で日々の充実度を確認する

ーークリエイターズダイアリーはいつ頃からお使いいただいてますか?

「今年から使わせてもらっています。すごく便利です」

ーーありがとうございます。シールかわいいですね。どんな時に貼ってるんですか?

「♡とかキラキラのシールは自分の時間を満喫できた日です。楽しかったことや、嬉しいことがあった日に貼っています」

ーー眺めてるだけで楽しくなりますね。

「手帳を広げて、最近自分のキラキラが少ないなぁとか、もっとキラキラしなくちゃと思ったりしてます」

ーーなるほど!そのキラキラが自分の充実度を示しているんですね。

「キラキラ足りてないから洋服買いたいなとか、主人に見せて、最近キラキラ少ないとアピールしてみたり(笑)自分の時間がないとダメなんです」

ーーおもしろい使い方ですね。

「あとは、勉強した時にピンクのシールを貼っているんですが、たまに俯瞰してみて、最近勉強できてないからそろそろやらないと!って自分を追い込んだりしてます」

ーーよく過去を見返してるんですね。

「はい。結構見返すので、蛇腹だとすごく便利です」

 


予定外のことは赤で記録し振り返る

ーー色分けはなにか意味がありますか?

「スケジュールの計画は黒字で、予定外で実行したことは赤で書いてます。子供が熱出して習い事休んだから、これはやらなかったとか。ここまでで終わらせるはずが、ここまでかかっちゃったとか」

ーーそれはすごくいい使い方ですね。

「どうだったかなと振り返るときにわかりやすいですね」

ーー次の計画を立てる時にも活かすことができますしね。

「そうですね」

ーーまさに自分自身を管理、設計する手帳ですね。

「いいえ、そんなことないです、ただ凝り性なだけです(笑)」

ーー本日はいろんなアイデアを教えていただき、ありがとうございました!

 

Interview & Text :Eriko Fujitani