2021「こどもカレンダー」 デザイナーの白本由佳さんに制作の思いを訊きました

2021年9月に発売になったD-BROSはじめてのこども向けカレンダー。

とことん子どものために作られた「こどもカレンダー」をデザインした

 白本由佳(SHIRO Inc.)さんに制作の思いを訊きました。

 

2021年のカレンダーラインナップに、D-BROSから初めての子ども向けカレンダーが加わりました。小さなお子さんがいるご家庭であれば、そのうち聞くことになるだろう会話の、

「きょうは なんにち?」

「いちにちー(1日)!」

「きょうは、いちにち じゃなくて、ついたちだよ」。

 「どうして? どうして いちにちは、ついたちなの?」は、もうちょっと大きくなってからとして、まずは正しい読み方が身についたらいいな、そしてカレンダーを見て生活のリズムが身につくといいな、そんな思いから作られたカレンダーです。

 デザインをした白本由佳さんから「こどものためのカレンダーが作りたいんです!」から始まったこのカレンダー企画。D-BROSチームも、「そんなカレンダーあったらほしい!」とすぐに制作がスタートしました。白本さんのお子さまはもう読み方は覚えているけれど、小さいときにそんなカレンダーがあったらいいなと思っていたのだそうです。今回は、そんな白本さんに『こどもカレンダー』についてアンケート形式でお答えしていただきました!

 

――今回のカレンダーのテーマをあらためて教えてください。

「 「ついたち」「ふつか」「みっか」など、子どもたちには難しい日にちの

読み方を学びながら、親子で楽しめるカレンダーがテーマとなっています。

1年、1ヶ月、1週間、曜日の感覚を身につけながら

自分で予定を書き込んだり、シールを貼ったりして楽しんで

使ってもらいたいと思います。

自分の子育ての経験から、このようなカレンダーがあるといいなと

ずっと思っていたカレンダーです。

また、子どもだけでなく日本語を勉強中の外国人の方にもおすすめです」

――デザインのどんなところにこだわりましたか?

 「文字の大きさ、書体、書き込みスペースなど、

見やすさと使いやすさを重視したデザインにしています。

色の識別が難しい方にも見やすいよう配色も考慮しました。

また、毎月に季節モチーフのキャラクターを入れたり、

予定シールを付けたりして楽しんで使ってもらえるようにもしています」

――2020年、怒涛の一年となりましたが、2021年のカレンダーを制作するにあたって意識したことなどはありますか?

 

「今年は家で過ごす時間が増えたことで、

室内での過ごし方をいろいろと考える一年となりました。

家の中で、少しでも親子のコミュニケーションが増えたり、

楽しんでもらえるようなカレンダーになっていたらいいなと思っています」

 

 

 

――2021年はどんな年にしたいですか?

「健康に気をつけながら、

カレンダーに楽しい予定をいっぱい書き込んで、みんなで楽しめるような年にしたいです!」

 

 

――ありがとうございました!

 

このカレンダーは、どうやったら見やすいのか、読みやすいのか、どうやったら数字とは違う読み方の日に気づいてもらえるのか、何度も試行錯誤を繰り返してデザインをしたカレンダーです。使ってくれるお母さんや小さな子をイメージして、たくさんの思いが込められているので、ご意見、ご感想などあればぜひD-BROSまでお寄せください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

2022年版の「こどもカレンダー」はこちらからご購入いただけます

 

 

text : Jina Lee