艶・マット・ざらつき。異なる”質感”を重ねたカレンダー「⑳㉑(マルニジュウ マルニジュウイチ)」
デザイナー:植原亮輔(KIGI Co.,Ltd.)
本来は平面でしかないカレンダーに、様々なレイヤーを重ねて奥行きを表現したカレンダー「⑳㉑(マルニジュウ マルニジュウイチ)」。今回はこのカレンダーをご紹介します。
まずはこのカレンダーの日玉の配列から。
「⑳㉑」は、1ページに2ヶ月綴りで、日玉は丸数字が使われています。
丸数字は、普段だと文書を箇条書きにする時など、ものごとを整理するために使われる文字です。
デザインされた文字にはない機能性が目的の丸数字と、数字がきっちりと並ぶカレンダー。
この二つのを組み合わせたらきっと相性がいいはず、デザイナーのそんな閃きからこのグラフィックは生まれました。
そして一番目を引く、切り取られた空間から見える色鮮やかな紙。このカレンダーには、切り取り線が付いていて、それに沿って紙を切り取ることでデザインが完成します。
切り取ったことにより下の紙から現れた月の数字は、上に重なるカレンダーの日玉と、グリッドにはめ込んだように整列された位置に現れるように設計されているので、自然と1ヶ月のかたまりとして認識することができます。
紙はタントを3色、片艶晒クラフト、銀竹を使用し、質感や色味の違う紙が重なることで平面のカレンダーに層が生まれます。それぞれの異なる紙が重なりあって生まれるコントラストが、心地よく感じられる組み合わせになっています。
2ヶ月に一度、がらりと印象が変わるのも楽しみのひとつ。日にちや曜日を確認するカレンダーという役割を超えて、インテリアとして飾りたくなるカレンダーです。
カレンダーの飾り方は付属のリボンに、画鋲で留めたり、紐を通したり、フックにひっかけたりなどなど。お好きな留め方で飾ることができます。
グラフィックデザイナーならではのこだわりがつまった「⑳㉑」カレンダーは、こちらからご購入いただけます。