クリエイターズダイアリー<基本の使い方>その2:時間を作るための工夫
クリエイターズダイアリーは、上がバーチカル、下がガンチャートと短期と長期のスケジュールが見渡しやすいフォーマットです。
前記事では、自分の時間を作るために、毎日の時間を管理する「タテ軸」(バーチカル)と、プロジェクトの計画を設計する「ヨコ軸」(ガンチャート)を組み合わせた、クリエイターズダイアリーの基本的な使い方とスケジュール設計のポイントを紹介しました。
>>クリエイターズダイアリー<基本の使い方> その1:重要なのは「ヨコ軸(ガンチャート)」です。
次は具体的に、クリエイターズダイアリーでどんなスケジュール管理の工夫ができるのかご紹介したいと思います。自分のライフスタイルにあわせて、ぜひ参考にしてみてください。
CASE1:仕事のバランスを調整するための手帳
30代 女性 ディレクター K.M.
育児休暇後、時短勤務のため、複数案件の長期的な日程を設計するのに役立ています。
「ヨコ軸」は、それぞれの大変な時期が重ならないように、MTGやプレゼンなどの進行の設計をし、「タテ軸」で退社時間までに仕事を終えられるようにタスク管理をしています。
<POINT>
・ヨコ軸ではプロジェクトを進行するための大きな考え方を計画。細かいTo Doは別で書き出す。
・スケジュール全体を俯瞰し、案件が重ならないよう作業のバランスを調整する。
・複数案件もパッとわかるようにプロジェクトごとに色分けをして記入する。
・限られた時間の中で仕事を終えられるよう、タテ軸にタスクを振り分けて記入する。
CASE2:多くの作業を効率的にこなすための手帳
20代 男性 デザイナー R.Y.
たくさんの仕事をこなして経験を積みたいので、デザイン作業をする時間を確保するのに役立てています。
「ヨコ軸」でプロジェクトの進行を設計し、「タテ軸」で細かく1日の使い方を決める。プロジェクトのゴールまでの道筋を想像しながら、「今」自分が何をすべきかいつも気にしています。
<POINT>
・ヨコ軸でプロジェクトごとに進行を管理。流れを把握する。
・ヨコ軸に沿って、その日のTo Doをタテ軸で細かく管理。
・それぞれの作業にかかる時間を線で記入し、視覚的に全体を把握する。
・上司への確認するタイミングを明確にし、集中する時間を認識する。
・あらかじめ予備期間を設けて、スケジュールに余裕を持たせる。
CASE3:自分のスキルアップのための手帳
30代 女性 広報 E.W.
自分の学びや趣味のための時間を作るのに使っています。「タテ軸」では、仕事とプライベートで色分けをして、スケジュールを視覚的に把握し、空き時間を見つけやすくしています。「ヨコ軸」はタスク別にゴールとする目標から逆算してやるべきことを書き出し、頭の中を整理するのにとても役立っています。
<POINT>
・タテ軸で自分のために使える時間を把握し、自分の趣味や学びの計画をする。
・タテ軸のスケジュールをヨコ軸に落とし込み、仕事のタスクを管理。
・仕事は青、プライベートは赤と色分けし、一目で認識しやすくする。
・モチベーションUPのため、プライベートはシールやスタンプでにぎやかにデコレーションする。
いかがでしたでしょうか。ここで紹介した使い方のアイデアはほんの一例ですが、ヨコ軸とタテ軸の使い方の参考にして、ぜひ自分に合う使い方を見つけてくださいね。
実は先日、実際にクリエイターズダイアリーを使ってくださっているユーザーの方々にお話を伺う機会があったのですが、手帳って使う人によって使い方がほんとそれぞれ違うんです。とても充実された日々の中で、クリエイターズダイアリーと共に過ごしていただいているのが、とても嬉しくなりました。
D-BROS MAGAZINEで、インタビューを公開中ですので、ぜひそちらもご覧ください!
▼クリエイターズダイアリー インタビュー 「みんなの時間の作り方」 バックナンバー
vol.01 渡邉良重さん (アートディレクター)
vol.02 佐野文彦さん(建築家/美術家) 前編
vol.02 佐野文彦さん(建築家/美術家) 後編
vol.03 chikaさん(主婦/営業事務) 前編
vol.03 chikaさん(主婦/営業事務) 後編
vol.04 よしいちひろさん(イラストレーター)前編
vol.04 よしいちひろさん(イラストレーター)後編
クリエイターズダイアリーは全2サイズ5種類のラインナップです。D-BROSのオンラインショップよりお買い求めいただけます。
text: Eriko Fujitani