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クリエイターズダイアリー みんなの時間の作り方 vol.1 渡邉良重さん (アートディレクター)

「スケジュールの先の見通しが立つからスッキリする」

D-BROSのクリエイターズダイアリーを実際に使っていただいてる方々に日々のスケジュール管理について伺うインタビューがはじまりました。

第1回目はデザインユニット「KIGI」として幅広くクリエイティブ活動を行いながら、D-BROSの2019年カレンダーなどのデザインも手がける渡邉良重さん。

長年、D-BROSのアートディレクターとして、クリエイターズダイアリーの商品開発にも携わってきた人物です。クリエイターズダイアリーが製品化される以前より、このスケジュール管理法を続けてきた渡邉良重さんに、クリエイターズダイアリーを使って、忙しい毎日をどのように管理し、必要な時間を作っているのかを訊いてみました。

 

スケジュールを俯瞰してみる

ーークリエイターズダイアリーはもともとドラフトのデザイナーが使っていたスケジュール表が発展した形というのを聞きましたが?

「蛇腹でスケジュール管理していく方法は昔から社内でやっていました。A4サイズの方眼用紙に日にちをふって、切って蛇腹に折ってつなげてました。それがクリエイターズダイアリーの原型ですね」

「ある時、植さんがmacで今のクリエイターズダイアリーに近いものを作ってくれたんです。タテ軸とヨコ軸のフォーマットもその時からあって、それをプリントアウトしたものを1年分張り合わせて使ってました。それまでは手書きで日付をふらなければいけなかったし、とても大変だったんです。それで製品化しようとなったのがクリエイターズダイアリーのはじまりです。製品化されたら、自分で貼ったりしなくてもいいんだって喜んだのをよく覚えてます。日付もあるし、つながってるし、あぁよかったって(笑)」

ーー宮田さんの話だと、そのスケジュール表が出来てからみんなの仕事が早くなったと言っていましたが、よしえさんは仕事の仕方で何か変わったことがありましたか?

「早くなったかはわからないけど、仕事が増えた時にこれがないと整理できなくなりました。案件がいっぱいあって、わー忙しい! となっても、入稿は意外と先だったりすることがあるんです。スケジュールを俯瞰してみると、まだ余裕があるなってスッキリします」

ーー視覚化することで頭が整理されますよね。

「もうこのノートなしではスケジュール管理できないですね」

ーーパソコンやスマートフォンではスケジュール管理してないんですか?

「KIGI全体ではやっています。でも私は見たことがなくて。手帳を渡して、スタッフが私のスケジュールを入力してくれています。どこで会議があるかとか、どこで来客があるかとか、みんなは全体として把握してくれています」

ーーそうですね、共有はデジタルの方が簡単ですよね。

「でも私はクリエイターズダイアリーひと筋です」

 

頭を整理するために

ーー手帳にはどんなことを書いてますか?

タテ軸は毎日のスケジュールです。

「ヨコ軸は、プロジェクト別で長期のスケジュールを書きます。何日に打ち合わせがあって、デザインをするのはこの期間で、ここまでにデザインアップして、入稿して、いつ納品、などざっくりと。大きな提案がある時はシールで貼って、目立たせたりします」

ーーどういうタイミングでスケジュールを組み立てるんですか?

「もちろん日々やっていますが、仕事が増えてきたなぁとか、頭の整理がしたくなったら。思い立って改めて今やっている仕事を全部書き出してスケジュールを整理したり、今必要なことを書いたりします。やることがたくさんあるなぁと思っても、案外書き出してみると時間がまだあるって安心できるんです」

ーー考える時間や作業の時間はどうしてますか?

「それは書いてないですね。空白部分が作業時間。打ち合わせが早く終わったら、その分作業に回してます」

ーーでも絶対に確保したい時間もありませんか?

「そうですね、デザインに作業に時間がかかるのが予め分かっている時は確保してる時もありますね。
平日は打ち合わせが多くてデザイン作業ができないので、イラストを描かなきゃいけない時は最近週末に描いてるんです。絵を描くときは大体「姉の家」って書いてます(笑)」

ーーおねえさんの家でイラストを描かれてるんですか?

「家で描いてもどこで描いても一緒なので、遊びに行くがてら絵を描きます。あと、姉の家だと上げ膳据え膳で、私にとっては一石三鳥くらい(笑)」

ーーなるほど(笑)それは作業にも集中できそうですね。

 

モヤモヤを解消してくれる手帳

ーーよしえさんはシャーペン派なんですね。

「そうですね。消えるボールペンはいいと思うんだけど、書いた文字がちょっと太くてあまり使っていません。全部ボールペンで書くと、ページがすごく黒くなってしまうので。なんか鉛筆の方がしっくりきますね」

ーージョブことに色分けしている人もいますが、なにか自分の手帳ルールみたいなものはありますか?

「色分けはあまりやらないですね。でもたまに重要な入稿があるときは、ポイントでシールを貼ったりします。大きめの案件はパッとわかるように」

ーー線を横に引いて予定を区切ってますね。

「線を引くと時間を書かなくていいんですよ。最近すごく打ち合わせが増えてきているから、できるだけ(手帳の中は)要素が少ない方がいいです」

ーー確かに要点を把握しやくなりますよね。手帳に付箋を貼っているのは今日の目印ですか?

「そう、これがないと今日がどこかわかならくなってしまうんです」

ーーしおりのゴムバンドは使ってないんですか?

「前の予定を見返したい時があるからそちらのゴムバンドはしていません。閉じちゃうとさっと見返せないし、いちいちゴムを外すのも面倒なので。
全体を閉じる用のゴムバンドは使っています」

ーークリエイターズダイアリーがもっとこうなったらいいなと思う点はありますか?

「ないですね。私にはもう完璧」

ーー特に気に入ってるところはどこですか?

「もちろん一番は蛇腹になっているところ。それから縦軸と横軸があるところ」

ーーこれに慣れちゃうと、他の手帳はもう使えないですよね。

「他は考えられないです」

ーー次のページに入稿が隠れているかもしれないのに、今の段階では見えてないだけということもありますよね。

「ほんと、そう。スケジュールの先の見通しが立つからスッキリする。モヤモヤして、あれもこれあるって思っているとストレスになってしまいますよね」

ーー不安を解消してくれる?

「そう。書いておくとこれはまだ余裕があるからこっちをやろうとか。気持ちすっきりストレス解消ってかんじです。(笑)ほんと長期のプロジェクトが複数ある方にはすごいいいと思うのでおすすめです」

ーーそうですね、忙しい皆さんにはぜひ一度試していただきたい手帳です。本日はありがとうございました。

 

Interview & Text :Eriko Fujitani

 

 

渡邉良重(わたなべ よしえ)プロフィール

山口県生まれ。山口大学卒業。1986年宮田識デザイン事務所(現・ドラフト)入社。植原亮輔と共に2012年にKIGIを設立。グラフィックデザインの他、現在もドラフトのプロダクトブランド「D-BROS」のディレクターを務めながらも、糸井重里氏が主宰する「ほぼ日」と洋服のブランドCACUMA(2013年~)を、さらに滋賀県の伝統工芸の職人たちと、陶器・家具・布製品などのブランドKIKOF(2014年~)を立ち上げ。また、デザインワークの流れの中で作品制作をし、展覧会を行っている。2015年に東京・白金にKIGIの生み出すデザイン製品等を販売するショップ&ギャラリー「OUR FAVOURITE SHOP」をオープン。絵本『BROOCH』(文・内田也哉子)、『ジャーニー』(詩・長田弘、ジュエリー・薗部悦子)、『UN DEUX』(文・高山なおみ)、『ぬりえの赤ずきん、くるみ割り人形、不思議の国のアリス』(文・安藤隆)、および作品集『キギ/KIGI』『KIGI_M』をリトルモアより刊行。東京ADCグランプリ、D&AD金賞、One Show Design金賞、NY ADC金賞などを受賞。